2008年1月26日土曜日

ミャンマーで詩人拘束、軍政トップを批判

「縦読み」で軍政トップを批判 ミャンマーで詩人拘束

(CNN)ヤンゴン(AP) ミャンマーからの情報によると、自作の詩の中に隠したメッセージでタン・シュエ国家平和発展評議会議長を批判した詩人が、軍事政権に拘束された。横書きになった詩の行の最初の文字だけを縦に読むと、メッセージが判明する仕掛けだという。

詩人は、恋愛を扱った作品で知られるソー・ウェイ氏。友人らが匿名で語ったところによると、同氏は21日付の娯楽週刊誌上でバレンタインデーをテーマにした詩を発表し、22日に拘束された。

問題の詩はビルマ語で書かれ、題名が「2月14日」。ファッションモデルとの恋に破れた男性が、愛の意味を教えてくれた相手に感謝するという8行の作品だ。しかし、行の最初の文字をつなぎ合わせると、「権力狂いのタン・シュエ将軍」と読み取れる。ヤンゴン市内の売店では、この雑誌が当局に回収されたという。

同氏はビルマ語の雑誌などに定期的に作品を発表する傍ら、エイズウイルスに感染した孤児たちを支援する芸術家らの組織で活動しているという。

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