2008年1月22日火曜日

黒人大統領を容認する米国民増加

黒人大統領を容認する米国民が増加 世論調査

(CNN)公民権運動指導者キング牧師の暗殺から40年が経過するなか、米国が黒人大統領を受け入れる用意があると考える米国民がかつてない水準まで増えていることが、CNNによる世論調査で21日分かった。

調査は14─17日、米国の成人1393人(白人743人、黒人513人含む)を対象に電話で行われた(誤差4.5%)。その結果、白人の72%、黒人の61%が、黒人大統領誕生の準備が整っていると答えた。2年前の調査でこうした意見は白人で65%、黒人で54%にとどまっていた。男女比では、男性が64%、女性が65%。

大統領候補の選択にあたって重視する問題は、経済・イラク政策・テロ対策・健康保険・ガソリン価格・イランの順で、白人も黒人も同じ。黒人の方がいずれの問題でも数値が高かった。人種問題を重視する黒人は41%で、重要度が税制とほぼ同じ。これに対して、民族問題が重要だとする白人は12%にとどまった。

米国がキング牧師の夢の全てもしくは大半を達成したとする米国民は、黒人も白人も10人中4人の割合。ただ、キング牧師の夢が全て実現したかをめぐっては、黒人と白人の見解が分かれた。また、人種間関係が常に問題になるとの回答は、黒人で52%、白人で43%。1993年の調査ではそれぞれ55%、53%だった。

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