2008年1月30日水曜日

中国製ギョーザに農薬 10人中毒

中国製ギョーザに農薬 千葉・兵庫、10人中毒

 (共同)千葉、兵庫両県で昨年12月から今月にかけて、中国の同じ会社の工場で製造され、JTの子会社「ジェイティフーズ」(東京)が輸入した冷凍ギョーザを食べた計10人が下痢や嘔吐の食中毒症状を訴え、うち9人が入院した。5人が重症で、千葉県市川市の女児(5)は一時重体となったが、いずれも快方に向かっている。

 ギョーザから殺虫剤に使われる有機リン系の農薬が検出され、両県警は中国での製造過程などで混入したとみて、業務上過失傷害や食品衛生法違反などの疑いで捜査を始めた。厚生労働省は在日中国大使館を通じて中国当局に通報した。

 両県警や厚労省によると、原因食品は千葉県が「CO・OP手作り餃子」(40個入り)で、兵庫県が「中華deごちそうひとくち餃子」(20個入り)。

 最初の被害は昨年12月28日で、千葉市花見川区の「コープ花見川」で冷凍ギョーザを買って食べた母子が食中毒症状を訴えた。

 次いで兵庫県高砂市の家族3人が今月5日、冷凍ギョーザを食べて吐き気などを訴えた。
 さらに市川市で22日、女性と、一時重体の女児を含む子ども4人が症状を訴え入院した。

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