2008年1月17日木曜日

ミャンマーでまた爆発事件

ミャンマーでまた爆発事件、路線バス狙う 車掌が死亡

(CNN)ミャンマー(ビルマ)の国営紙は17日、同国中部バゴー州で16日、路線バスで爆発が起き、車掌が死亡したと伝えた。同国で過去1週間起きた爆弾爆発などはこれで4件目となり、3人が死亡している。負傷者は5人。

軍事政権は少数民族の反軍政武装組織、カレン民族同盟(KNU)などの仕業と主張している。16日の爆発は最大都市ヤンゴンの北約105キロ地点で発生。乗客が食事するため降り、車掌が車内に残っていた際、爆発したという。乗客の数は不明。

KNUは軍政との停戦協定を拒否、武装闘争を続けている。昨年12月には軍政がKNU支配地に攻勢を掛け、「虐殺」を実施しているとも非難していた。

国営紙「ミャンマーの新しい灯」などによると、同国では1月11日、新首都ネピドーの駅の手洗い所で爆発が発生、女性1人が死亡している。軍政は少数民族の反政府武装勢力による爆弾テロ未遂事件と報じた。女性はKNU構成員で、起爆を試みて失敗して爆発させたとしている。2005年11月に首都となったネピドーでのテロ事件は初めて。ネピドーの警備は厳重といわれる。

ヤンゴン北方の地区では12日夜、爆弾が爆発、25歳の男性が死亡、4人が負傷している。軍政は同じくKNUの犯行としていた。

ヤンゴンでは2005年5月、市場などで爆弾3個がさく裂、多数が死傷するテロもあった。ミャンマーでは昨年9月、仏教僧を中心にした大規模な反軍政デモが発生、武力弾圧されて多数が死亡する騒乱があり、国際社会の注視を集めた。

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