2008年1月31日木曜日

スーチー氏、ミャンマー軍政調整役との協議に不満表明

スー・チー氏、ミャンマー軍政調整役との協議に不満表明

ヤンゴン(AP) ミャンマーの民主化運動指導者で、最大野党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー氏は30日、軍事政権の調整役との協議に不満を表明した。スー・チー氏と面会したNLD関係者が明らかにした。

自宅軟禁が続いているスー・チー氏は、民主化に向けた軍政との本格対話を目指し、アウン・チー連絡担当相と協議中。軍政は西側諸国や国連からの圧力を受けて同相を任命し、スー・チー氏との接触にあたらせた。

スー・チー氏とアウン・チー連絡担当相は30日、旧首都ヤンゴンの軍迎賓施設で5度目の会談を行った。スー・チー氏はNLD関係者に対し、同相との協議に期限が設定されていないことへの不満を漏らすとともに、「最高を期待する一方で最悪の事態に備える」必要があると述べ、これまでと同様に忍耐強さが求められると述べた。

軍政は今回の会談について、今のところ何もコメントしていない。

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