2008年1月17日木曜日

再生紙年賀状古紙配合率、納入全社が偽装

再生紙年賀状の古紙配合率、納入全社が偽る

 (日経)「年賀再生紙はがき」の古紙配合率が規定を下回っていた問題を巡り、不正が発覚した日本製紙に加えて、王子製紙など他の4社も契約で取り決めた40%よりも低い配合率の用紙を納入していたことが16日明らかになった。経済産業省が同日までに各社に問い合わせたところ、規定に満たないはがきを製造していた事実を認めた。用紙を供給する5社すべてが配合率を偽っていたことになる。

 日本郵政によると年賀はがき(約40億枚を販売)の97%で再生紙を使っている。商品は主に「再生紙はがき」と「インクジェット紙」の2種類。日本製紙、王子製紙のほか、大王製紙、三菱製紙、北越製紙の合計5社が用紙を供給している。各社は古紙を40%配合する契約を結んでいるが、先週、日本製紙の実際の古紙配合率が「1―5%」だったことが明らかになり、経産省や環境省が調査に乗り出していた。(16:01)

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