2008年1月24日木曜日

ダボス会議開幕、世界経済情勢を議論

ダボス会議開幕、世界経済情勢を議論へ

ダボス(CNN) 世界の政財界トップらが一堂に会する世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が23日、当地で開幕した。米国の低所得者向け(サブプライム)ローン問題に端を発する株安や、これを受けた米緊急利下げなどが伝えられるなか、参加者の間に世界経済への先行き不安感が広がっている。

会議には、アフガニスタンのカルザイ大統領、パキスタンのムシャラフ大統領、国連の潘基文事務総長らも参加する。冒頭セッションではライス米国務長官が演説。また、人気ロックグループ「U2」のボーカル、ボノさん、女優のエマ・トンプソンさんらも出席を予定している。

中東和平、地球温暖化や水不足、貧困問題など、幅広いテーマで地球規模の議論が展開される見通しだ。ただ、「米国がくしゃみをすれば世界は風邪をひくか。これが今年のキーワードだ」(米金融コンサルタント)との言葉が示す通り、世界的な景気後退懸念が主要な議題となることは必至とみられる。

また今回の会議では、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」のユーザーから募った意見のビデオ紹介など、新たな市民参加の場が用意されており、より活発な議論が期待される

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