2008年1月23日水曜日

レイプ被害女性の弁護士、資格回復と サウジ

レイプ被害女性の弁護士、資格回復と サウジ

(CNN) サウジアラビアの集団婦女暴行事件をめぐる裁判で、被害者女性側の弁護士が資格を取り消されたとされる問題で、この弁護士は21日までに、司法省に資格回復を認められたと述べた。一方司法当局は、資格取り消し自体を否定している。

人権活動家でもあるアブドル・ラフマン・アル・ラヘム弁護士はCNNに、裁判の内容をメディアに語ったとの理由で弁護士資格を取り消されたと話していた。

裁判では、06年3月に集団暴行を受けた女性(19)が、親族でない男性と会っていたとして、禁固6カ月とむち打ち200回の刑を言い渡された。この判決が欧米メディアで報道され、国際社会から非難が集中。アブドラ国王は07年12月、女性の恩赦を決定した。

ラヘム氏の資格については、司法相が先月、国内テレビとのインタビューで、「弁護士資格取り消しなどの処分の決定権は司法省内の特別評議会にあるが、この件に関してはいかなる決定も下されていない」と述べていた。

0 件のコメント: