2008年1月29日火曜日

マクドナルドで高卒資格をテイクアウト?英政府が認定

マクドナルドで高卒資格をテイクアウト? 英政府が認定

ロンドン(AP) 英政府は28日、ファストフード大手マクドナルドなど3社での従業員教育を高校レベルの教科として認め、大学進学などに必要な資格試験に取り入れる方針を明らかにした。

教育監督当局によると、企業での職業訓練が正規の教科となるのは初めて。マクドナルドは教科の内容を独自に定め、試験を課すことができる。ほかに鉄道会社のネットワーク・レール、格安航空会社のフライビーも、同様の権限を与えられた。

英国の生徒は16歳までの義務教育を終えた後、2年間の準備課程を経て、教育修了資格(GCE)の上級(Aレベル)試験を受けるのが一般的。本人の関心や進路に合わせて数教科を受験し、その成績が大学入学や就職の選考基準となる。

マクドナルドは、マーケティングや消費者サービスなど、店舗経営に必要な技能を教えるコースを設定するとの意向を示している。従業員は、この分野でAレベル試験を受けることが可能になる見通しだ。
デナム職業技能相は今回の決定について、「企業における教育と国家資格との間の壁を取り払うことは、雇用者と従業員、さらには国家全体のためになる」と説明している。

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