2008年1月31日木曜日

有機マーク不正で逮捕状 京都府警

有機マーク不正で逮捕状 タケノコ水煮で京都府警

 (共同)京都市の食品加工会社「カワウ」が、日本農林規格(JAS)法に違反し、タケノコ水煮のパックで有機JASマークを不正使用した疑いが強まり、京都府警は31日、JAS法違反容疑で同社の社長と営業部長の逮捕状を取った。

 京都府警や農林水産省によると、農薬や化学肥料を使わない有機食品の目安となっている有機JASマークの不正で、逮捕されるのは全国で初めて。

 社長らは2006年12月ごろから07年4月ごろにかけ、中国産タケノコを国内の工場でパック詰めした際、有機JAS認定を受けている中国の工場でしか使えないパックを使った疑いが持たれている。不正は3900パック(約900キロ)に上るという。

 警察庁と農水省は昨年11月、食品偽装表示で協力強化の方針を打ち出している。
 近畿農政局は昨年7月、タケノコ水煮商品の産地を偽り販売したとしてカワウを立ち入り調査。JAS法違反の疑いで府警に告発し、府警が昨年11月に家宅捜索した。

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