2008年2月25日月曜日

米大使館襲撃事件、セルビア閣僚「米国に責任」と

米大使館襲撃事件、セルビア閣僚が「米国に責任」と

(CNN) セルビアのサマルジッチ・コソボ担当相は23日、コソボ独立に抗議するデモ隊の一部が暴徒化し、首都ベオグラード市内の米大使館を襲撃した21日の事件について、コソボ独立を支持し、最初に承認した国家の1つである米国が暴動の「主犯」だと主張した。AP通信が伝えた。

バーンズ米国務次官(政治担当)は22日、CNNに対し、セルビア国内の米外交官および米国民を保護する「基本的責任」がセルビア側にあると述べ、セルビアのコシュトニツァ政権の責任を問う米政府の姿勢を明らかにした。同次官は、事件が非難されるべきであり、「文明国で起きてはならない」ものだと語った。

事件では既に200人が拘束されている。セルビア検察当局者は23日、証拠集めや暴徒の身元特定を進めていることを明らかにした。

一方、民族分断が続いているコソボ北部ミトロビツァでは、2000人近いセルビア系住民が市内をデモ行進した。ミトロビツァでのデモ開催は6日連続。国連治安要員は暴動鎮圧用装備を身に着け、セルビア系居住地とアルバニア系居住地を隔てる橋を封鎖した。

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