2008年2月25日月曜日

米ファンド・企業、資金繰り一段と悪化

米ファンド・企業、資金繰り一段と悪化

 (日経)米国で投資ファンドや企業の資金繰りが悪化している。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題で投資家や金融機関が資金を出し渋っているためだ。シティグループは傘下ファンドの解約を停止、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の関連会社は社債償還を延期した。資金繰りの悪化で家電販売シャーパー・イメージが連邦破産法11条の適用を申請するなど、サブプライム問題の影響は一般の事業会社にも広がりつつある。

 シティは傘下ヘッジファンドのCSOパートナーズについて、顧客解約による資産引き出しを一時停止した。同ファンドは主に企業向けローン債権に投資している。昨年の運用成績がマイナス11%になり、5億ドルの運用資産の30%超で解約申し込みが集中した。

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