2008年2月3日日曜日

21億円余りの宣伝費、最高記録か スーパーチューズデーで

21億円余の宣伝費、最高記録か スーパーチューズデーで

(CNN)米大統領選の各党指名候補争いの天王山となる2月5日の「スーパーチューズデー」に向け、有力候補者が支出するメディア宣伝費が推定2千万ドル(約21億4千万円)の史上最高額になる見通しであることが1日分かった。大統領選のメディア分析団体などが発表した。

同日は20州以上で予備選、党員集会が開かれる。カリフォルニア州、ニューヨーク州、イリノイ州、ニュージャージー州などの大票田も含まれる。

これによると、広告の出費が多いのは民主党で一騎打ちの戦いとなっているヒラリー・クリントン上院議員とオバマ上院議員で、2千万ドルのうち約9割がこの2人で占められるという。

米連邦選挙委員会(FEC)によると、両氏が保持する政治活動資金額は昨年12月末段階でそれぞれ約1800万ドルとここまでもしのぎを削っている。オバマ氏陣営はまた、今年1月だけえ3200万ドルの献金を集めたとも発表している。同氏はカリフォルニア州だけのメディア広告活動に400万ドル費やしたともされる。

一方、クリントン議員も負けておらず、1月の出費は約350万ドルで大部分はカリフォルニア州に充てられた。

これに比べ、共和党の有力候補、マケイン上院議員とロムニー前マサチューセッツ州知事の政治活動資金額ははるかに少なく、昨年末段階でマケイン氏が約300万ドル、ロムニー氏が約250万ドルとなっている。それだけ「スーパーチューズデー」用の宣伝費は少額になる。

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