2008年2月21日木曜日

言論封殺を非難する人権団体事務局長へのビザ拒否、ロシア

言論封殺を非難の人権団体事務局長へのビザ拒否、ロシア

ワシントン(CNN) 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(本部ニューヨーク)は20日、ロシア政府が同団体のケネス・ロス事務局長への入国査証(ビザ)発給を拒否したとの声明を発表した。

同局長は、ロシア政府による言論の自由侵害に関する報告書をモスクワで公表する予定だった。事務局長は同団体のウェブサイトで「ロシア政府は新たな法律で、非政府機関(NGO)の活動を規制し、嫌がらせを受ける脅威にさらしている」と非難した。

ビザ拒否について、米国務省のマコーマック報道官は極めて不幸な出来事とし、政府に批判的な見解でも許容するのが民主化を歩む国家にとって有益なことであるとロシアを批判した。

ロシアではNGOへの締め付けが続き、英国の文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが違法な活動を続けているとして、英国人職員向けのビザ発給拒否などの制裁を科すとも発表している。

プーチン大統領が後継指名したメドベージェフ第1副首相もロシア・メディアとの最近の会見でNGOはロシアでスパイ活動しているとも言い切っていた。

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