2007年12月27日木曜日

仏NGO6人に懲役8年、チャドで103人誘拐未遂?

仏NGOの6人に懲役8年 チャドで子ども103人誘拐未遂

(CNN) アフリカ中部チャドで10月、103人の子どもをフランスへ連れ出そうとしたとして、フランスの非政府組織(NGO)「ゾーイの箱舟」のメンバー6人が誘拐未遂などの罪で起訴された事件で、チャドの裁判所は26日、全被告に8年間の重労働と、子どもたち全員に対する6万ユーロ(約1000万円)ずつの慰謝料の支払いを命じた。

被告らは、子どもたちは隣国スーダンのダルフール地方出身で、生命の危機に直面していた孤児たちだと主張していた。しかし、複数の援助団体が、子どもたちはチャドから連れて来られ、孤児でもないと指摘していた。
ゾーイの箱舟のリーダーは判決後、自らと他のメンバーらが、子どもの出身地について「うそを言ったかもしれない」と述べた。フランスのテレビ局には、「私たちが意図したのは家族を引き離すことではなかったので、非常に残念だ」と話した。

フランス外務省はチャド当局に対し、6被告のフランスでの服役を求めている。フランスには重労働の刑はないため、送還されれば禁固刑に服すことになる。

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