2007年12月29日土曜日

故ブット元首相警護に不信感

「何か起きれば責任は大統領に」故ブット元首相が警護に不信感

 【ニューヨーク28日共同】米CNNテレビは28日、パキスタンのブット元首相が生前、自分にもしものことがあれば「その責任はムシャラフ(大統領)にある」と指摘し、ムシャラフ政権が提供する警護態勢に不信感を抱いていたと報じた。
 CNNによると、元首相は米国駐在の報道官を通して10月に同局のキャスター、ウルフ・ブリッツァー氏に送った電子メールで「(ムシャラフ大統領の)取り巻きのせいで、自分が安全だと感じられない。(何か起きれば)ムシャラフに責任がある」と伝えた。報道官は、元首相が死亡したときのみメールを公表してよいとの許可をブリッツァー氏に与えたという。
 元首相は10月に南部カラチで約140人が死亡した自爆テロで狙われたことから不信感を抱いたもようで、メールは同テロ後の10月26日に送られた。 (12:09)

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