2007年12月28日金曜日

薬害肝炎救済法案、原告団受入

薬害肝炎救済法案、原告団が受け入れ

 与党肝炎対策プロジェクトチーム(川崎二郎座長)は28日午前、都内で薬害C型肝炎訴訟の原告側弁護団と協議し、議員立法の骨子内容について合意した。法案では前文に国の責任を認めて政府に謝罪を求めることを明記し、原告側は要求が盛り込まれていると判断した。同チームは午後の会合で法案骨子を正式に決定する。来年1月7日に国会に提出、今国会で成立を目指す。薬害C型肝炎訴訟を巡る問題は全面決着の方向となった。
 法案の前文には「政府は感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、心からおわびすべきだ」と明記している。
 これに関連し、町村信孝官房長官は28日の閣議後の記者会見で「政府としての考えを述べる機会は別途あろうかと思う」と述べ、政府声明などで正式に謝罪する方針を表明。全国弁護団の鈴木利広代表は協議後、「すべてを評価し満足いくものだ」と語った。 (日経12:37)

0 件のコメント: